成人式の一週間前に前撮りをしました

成人式で着た振袖は母から受け継いだものを着ました

2020年12月17日 16時23分


私の成人式の振袖は、母の成人式に祖母が購入したものを着たので、世代を超えて思い出が詰まっています。
ピンク色の振袖で花柄が複数描かれているデザインで、私が着た時は購入から30年近く経過していたけれど、
友人達が着用していたイマドキの振袖とも見劣りしないほどの可愛さを感じたし、祖母がタンスに丁重に保管しており、着用回数も少ないため、
年月を感じさせないほどの真新しさを感じ、友人に褒められたことが嬉しかったのを覚えています。
着用したのは、母・叔母・姉・私・妹・叔母の娘2人と多いので、購入時の値段の元はとっていると思うし、我が家や親族は偶然にも女系家族だったので、
祖母が購入が無駄にならなくてよかったと喜んでおり、その振袖は次世代に受け継ぐために大切に今でも保管しています。

祖母は自分が選んで購入した振袖を娘や孫が着てくれたことが余程嬉しかったのか、娘や孫がそれを着て写した前撮り写真を自宅に飾って眺めています。
正直言って、当初私は成人式に着る振袖は、お下がりではなく流行のものを自分で選んでレンタルしたかったのですが、実際着て鏡を見たら似合っていたし、
レンタル費用も節約できたし、祖母が喜んだ姿を見られたので着てよかったと思っています。

振袖の着付けやメイクも友人達は美容院でするのに、私は祖母が着付け、美容師の叔母がヘアセットとメイクをしたので、全部身内にしてもらう形となったので、
それも記憶に思い出として刻んでいます。
首元に身につける白いファーに、母がつけてしまった口紅の汚れが少し見えましたが、それも嫌に感じなかったのが不思議です。
振袖は初めて着たので、着た瞬間は胸がキツイ・動きにくいと感じましたが、鏡を見た瞬間にそんな思いは消え、携帯で必死に自撮りをして、
記録として残すことに夢中になったのもいい思い出です。
私の後に妹や従兄弟が着用するものなので、汚さないように気をつけることのほうが大変だったように感じます。
振袖やファーやバッグはお下がりだったけれど、頭につける簪は母が購入してくれたものを身につけています。
同じデザインの振袖でも、着る人が違えば見た目の印象がかなり変わると皆の写真を見比べて感じたので、
私に娘が生まれたら着てほしいし見比べてみたいなあと思っています。
成人式の場でここ最近は会っていなかった小・中学校の同級生と再会し、互いの振袖のデザインについて語り合ったり、久々の再会でおしゃべりをして楽しかったです。
祖母の振袖は世代を超えて思い出深い代物です。